― まずは監督のお名前、作品名をお願いします。
文学部所属3年の菊池日子といいます。下の名前はニチルコと読みます。珍しい名前だとよく言われます。今回「まちぼうけ」という作品を監督いたしました。どうぞよろしく。
― この作品を作るに至った経緯・動機などは何ですか?
私はいわゆる遅刻魔なんですが、たまたま逆に待たされたことがあって。待たされるという普段ではない環境に置かれてみて、その感覚が面白いなぁと思って思いつきました。待たせた相手へのあてつけでもありますが、自分も遅刻魔なので、自省の意味も込めて(笑)。
― 「ここは!」というこだわりポイントがあったら教えて下さい。
作中にマッチが小道具として出てくるんですが、これは自分でデザインしたものを実際に業者の方に発注して作っていただきました。あとは音楽を自作したことですね。とはいってもかつて三日坊主で終わった程度のピアノの腕前なもんで、クオリティについては申し訳なくて何もいえませんが、でもオリジナリティという点ではやって良かったと思ってます。
― 作品の制作を振り返って、印象に残っていることやハプニングなど何かエピソードがあったら教えて下さい。
私の映画は基本的に台詞がほとんどないので、割とストイックな撮影だった気がします。ただ一回ものすごい強風の日があって、ひたすら寒くて辛かったですね。あとで撮った映像を確認したら、演技している後ろの方で寒さに耐えるあたしの苦しげな呼吸音が小さく入っていて(笑)。しょうがないのでこっそり使っちゃいましたが、当日気付いた方はにやりとしちゃってください。
― 自主制作で映画をつくる、ということについて聞かせてください。
自主制作だと、学生時分ですしどうしても低予算小規模の活動になってしまうので、その制約の中でいかにして満足のいく画を撮れるか、っていう工夫や努力や根気が人一倍必要です。でも逆に言えば、それでも映画は作れるんだ、ということでもあるんで。制作から生じる困難を克服して楽しさに止揚する、というものだと思っています。
― 最後に一言コメントをお願いします。
興味をもたれた方はぜひ当日実際にご覧になっていただきたいです。ふらっと足を運ぶ程度でも覗き見でも冷やかし程度でも途中退室でも構いません。そしてできれば生の感想をお伝え下さい。よろしくお願いいたします。
「まちぼうけ」 (DV / 10min)
監督:菊池日子
出演:大橋亜佑未、駒田仁彦
時間にルーズな男にいつも待たされる女。今日もせっかくのデートの待ち合わせなのに…。日常の中のショートストーリー。
リンク:自主制作映画"まちぼうけ"制作日記