千葉好美

vol.3 千葉好美(文学部 H14年入学)

第3回目のTHE MAN WHOは、初監督作「レント」を完成させた千葉好美監督が登場。女優としての枠に留まらず、監督の道を歩み始めた千葉氏に、今作「レント」や映画制作について、いろいろとお話をうかがいました。「映画をつくるのに性差は関係ないと思います」

初監督作「レント」制作秘話

― 自己紹介をお願いします。
「千葉好美、文学部1年です。まともに映画を観だしたのは大学からです。最近ではジャ・ジャンクーの「青の稲妻」に驚きました。東京で、初日1回目に観てしまいました。」

― 初監督作となる「レント」について、発想のポイントを教えてください。
 「構想は少し前まで京都国立博物館で展覧会をやっていたレンブラントからお借りしました。音楽はプルーストからお借りしました。おそらくすべてに引用符がついてしまいます。ごめんなさい。」

―制作で苦労したことはありますか?
「はじめてカメラを手にしたので、すべてに戸惑いました。どうやったら絵の連続で説明できるか。「今日、僕のママが死んでとても悲しい」とやれれば楽なのだけれど。この辺りは失敗です。修行が足りませんね。」

女性監督、ということ

― 商業映画、自主映画に関わらず、女性監督は少ないですが、その点についてはどのように思いますか?
  「たしかに映画をつくるのには体力がいるし、自主制作では技術屋さんの面もあって女性受けは良くないかもしれないけれど、基本的に性差は関係ないと思います。もっとたくさんの女性監督に活躍してほしいです。」

― 映画制作で楽しいことは、どんなことですか?
「現実寄りの世界を自由に構築できるところです。この点は建築にとてもよく似ていると思います。とくに編集は楽しいです。編集の仕方で何通りも物語がつくれてしまう。はやく技術を身に付けたいと思います。」

― 最後に、次回作の構想があれば教えてください。
「次回上映会に向けて15分くらいの映画を撮ろうと思っています。撮りたい絵はたくさんあって、あとはどうやってそれに物語をくっつけていくかが問題です。まともなものが撮れるようになるのには、まだまだかかりますが。」

― ありがとうございました。

千葉好美

[千葉好美]
監督作:「レント」
入部以来、役者として数本の映画に出演、女優として高い評価を得ている。また、「レント」を皮切りに、監督としての道も歩んでおり、今後の活躍が大いに期待されている。

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