小澤慶太郎

vol.7 藤本宏樹(経済学部 H13年入学)

第7回目のThe Man Who は最近立て続けに映画を製作し、上映会での評価も高い、今デパルマで一番「乗っている」監督、 藤本弘樹さんが登場します。センシティブな視点で作品を作りつづける藤本監督に話をうかがいました。 「自己表現をする手段っていっぱいあると思うし、自分としてもいろいろ経験してきたけど、映画ほど気持いいものはありません!」

映画制作の楽しさ、そして今後

― 自己紹介をお願いします。
「岩手県花巻市出身。経済学部3年。二十歳です。大学に入ってから映画を作るようになり、制作数は4本。処女作の「隠れ蓑」は学祭の企画で制作し、その後立て続けに「タバコボイコット」「トマトジュースをめぐる闘争」「パーカッション」と制作してきました。後の3作品は他の上映会に出展したりと、いい経験になったと思います。

― 映画製作の楽しいところはどんな所ですか?
 いろんな作業を一人で、地味にこなしていくのですが、「なんで映画なんか撮ってんだろ?」って気になり、一人で勝手に追い込まれることが多々あります。だけど、作品が完成し、上映するときの緊張は心地よいものです。それに見てくれた人のアンケートを見るのも、見て落ち込むこともありますが、結構面白いです。そのためだけに映画撮ってんだなって感じがします(結局は自己満足で終わりますが・・・)。それにいろんな人と作業を一緒にすることはとても刺激的なことです。例えば、「トマトジュース・・」で森冨一喜がトマトの絵を書いてくれましたが、予想以上の仕上がりで、こっちも負けてられないという気になりました。

―今後の展開についてはどうですか?
 「6月の上映会には「ツギハギブギウギ」という作品の出展を予定しています。「パーカッション」で、服と太鼓のリズムをテーマに据えましたが、今回はブギウギを作品のリズムに据えて、前作とは一味違った作品にしたいと思っています。その他に、夏ごろ、他の人が書いた脚本で映画を作ろうとも考えています。自分では書けない台詞の言い回しとか、展開を自分のモノにして映画を撮れば、また新しい発見もあると思います。」

自己表現の手段としての映画

― 一年生や部外の人にメッセージをお願いします。
 「自分の頭にあるものが形となって現れることはとても面白いことです。自己表現をする手段っていっぱいあると思うし自分としてもいろいろ経験してきたけど、映画ほど気持いいものはありません。脚本制作、撮影、編集など、いろんな面から自分ってものを捉えられることはいい経験になります。脚本さえあれば映画を作ることはできますが、「脚本なんか書けない」って思っても、考える癖がつけば、自然と「脚本を書く」という作業ができるようになります(出来の良し悪しは別として)。とりあえず当然のことながら、きっかけが必要です。デパルマには映画を撮りたきゃ、すぐ撮れるっていう環境があります。少しでも関心があるなら、部室に来てみてください。」

藤本宏樹

[藤本 宏樹]
監督作:「パーカッション」「トマトジュースをめぐる闘争」「タバコボイコット」「隠れ蓑」
独自の感性を生かした映画を立て続けに発表し、上映会での評価も高い。

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