第8回目のThe Man Whoはデパルマの鬼才、小澤慶太郎監督の登場です。常に個性的な作品を撮りつづける小澤監督。過激な脚本と巧みなカメラワークにて撮られるその作品は、上映会でも常に賛否両論。「それらを通して表現したいのは当たり前の人間の姿です。」 人間の汚い本質を描こうとする小澤監督に話をうかがいました。
― 自己紹介をお願いします。
「理学5年生の小澤です。」
― 小澤監督が作品を作るにあたってこだわっているところ、また表現しようとしているところは何ですか?
「人間の性愛と不条理を描きます。それらを通して表現したいのは当たり前の人間の姿です。僕の作品を観て不愉快になるのは本来の自分をつきつけられるからではないでしょうか」
―個性的な作品を追い求める小澤監督ですが、作品を作る原動力というか映画制作にかりたてられるものは何でしょうか?
「僕は基本的に鬱状態です。日頃溜まったその鬱を映画制作で発散させます。現場や仕上がりの不出来でまた鬱になり映画を作り続けています。鬱が映画制作における原動力でしょうか。」
― 撮影現場で気をつけている点というのはありますか?
「撮影現場で気をつかうのは人間関係です。必ずしも楽な作業ではないのでせめて人間関係くらいは心地良くいきたいすよね。」
―小澤監督にとって自主制作映画の魅力とは何でしょうか?
「やりたい放題なところです。自主制作映画の価値は観られて初めてつくものなので作る前から皆に心地よいものを、なんて考えません。作りたいものを作れる、それが魅力ではないでしょうか。」
[小澤 慶太郎]
代表作:代表作「UFOキャッチャー」(2001)「美食サミット」(2002)「それゆけウイルスガール」(2003)「桜の大回転」(2003
個性的な作品を撮りつづけるデパルマの異色監督。八月に公演予定の「絶光/光悔」では「絶光」の監督も務める。